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2006年7月 6日 (木)

飛鳥里山クラブ 草木染

飛鳥里山クラブ講座7回目「飛鳥の染色体験」です。
甘樫丘豊浦休憩所に集合。
講師稲田利子さん。
草木染の概要の説明の後、早速、ベニバナ摘みに出かけました。
甘樫の丘の一角にベニバナ畑があります。

ベニバナ豆知識
Pict2941w800キク科 万葉名:くれなゐ、末摘花
原産地:エジプト・地中海沿岸
花色:黄色→朱色
利用方法:染料、口紅、食用油

ベニバナ畑
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花には、カナブン、アリ、コバエが、蜜や花粉を求めて集まり、茎上にバッタもいました。
雨が降り出す直前だったためでしょうか、ミツバチは数匹しか見かけませんでした。

花に集まる虫たち →昆虫エクスプローラー
コアオハナムグリ 
アリもいるよ
Pict2956s800ツチイナゴのカップル
Pict2959s800ツユムシ
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末摘花
Pict2948w800ベニバナの花を摘みます。
茎の先端(末)の花を摘むので、末摘花です。
畑の中では、葉先が体に触れてチクチクします。


ベニバナを摘んで、広場に戻る途中で、野草染めのその他の材料を集めました。
道端のそこここに生えているヒメジョオン、セイタカアワダチソウ、クズ、ワラビ、ヨモギなどです。
道沿いの谷間にヨウシュヤマゴボウが咲いていました。
この草も染料となりますが、有毒です。
谷間の林床に白い花。ヤブミョウガのようです。

ヨウシュヤマゴボウ
Pict2940w800谷間のヤブミョウガ
Pict2967w800道沿いの
ヤブミョウガの葉
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材料野草が調達でき、染料抽出です。
ベニバナには、黄色と紅色の色素があります。
水溶性の黄色素を水で除去した後、アルカリ液で紅色素を抽出します。
色素抽出には水洗だけでも1昼夜は必要なのですが、今日は、短縮して、水洗い1回、紅色素抽出も1時間程度ですませました。
紅色素抽出液を中和すると鮮やかの赤色になります。
輪ゴムや割り箸で模様をつけた絹のハンカチを水で湿らせてから紅染料液に数分浸けます。
染め上がったら、酢酸液で色を定着させ、干します。
説明書には、ベニバナ1Kgに対して、アルカリ化に炭酸カリウム120g、中和にクエン酸150g、定着に酢酸20ccとありますが、量は厳密なものでなく、溶液の色の変化などを見ながら、かなり大雑把に進めていきました。
ベニバナの品質にもよるだろうし、作業する日の天候にもかなり左右されるものです。

摘み取ったベニバナ
Pict2972w800水を入れて
Pict2973w800かき混ぜます
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アルカリ化してしばらく放置
左下バケツは1回目水洗い液
Pict2978w800花びらを取り除き
クエン酸を入れていくと、
Pict2981w800細かい泡を出し
鮮やかな赤に変色
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その他の野草染めは、材料野草を混ぜこめで大なべで煮込みます。
煮汁が染料です。
布を、定着を良くするためミョウバン液に浸してから野草煮汁に浸けます。数分で薄黄色に染まりました。

野草スープの準備
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ベニバナの水洗液は黄色染料です。
野草染めより濃い美しい黄色に染まりました。
媒染剤には木酢液が用意されました。

アイも用意されていました。
ベニバナの紅染布を藍染すると紫色に染まります。
白→紅→紫とアジサイの変色のようでした。

染め上がり
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昼ごろ雨が本降りとなったので、広場から豊浦休憩所に移っての染色体験ですが、いろいろな色を試みているうちに、折角の講師の説明は忘れてしまい、楽しく時間が経ちました。

橿原神宮前駅に戻る途中の民家にノウゼンカズラの赤い花。

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らくらく化学実験:紅染めにしてくれない
http://chem-sai.web.infoseek.co.jp/benibana.htm

黄八丈:草木染の原理 http://www.f2.dion.ne.jp/~juni/genri.htm


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