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2007年4月14日 (土)

奈良文化論 伊能忠敬の大和路測量

奈良大学の奈良文化論を聴講しました。
今年度のテーマは、「大和をめぐる人々1」で、前期は「大和を旅した人々」、後期は「大和”土”物語」です。
今日は、その初日、土平博 文学部准教授の「伊能忠敬による大和路測量と地図」です。

伊能忠敬(1745~1818)は、今の千葉県山武郡九十九里町で生まれる。18歳の時に、佐原の伊能家に婿養子に入り、以来しばらくは商人として活動、伊能家を再興したほか、佐原の役職をつとめ、かなりの財産を築いた。50歳の時に隠居し、江戸に出て、測量・天文観測などを学ぶ。
1800年、56歳の時に、第1次測量を開始。
1814年まで測量の旅を10回行っているが、1808年の6次測量で、大和路を訪れている。
1808年2月、江戸を出発、四国測量の後、大阪から十三峠を越え、11月28日に大和に入り、大和盆地の周辺を測量調査し、12月23日に三本松から名張に出て、新年を伊勢神宮で迎え、1809年3月6日に江戸に戻っている。
十三峠から三本松までの大和路測量の工程を、伊能忠敬測量日記及び伊能図を基に説明がなされた。
主な経路(説明は、当時の地名でなされたが、適宜、現在の地名に置き換える)
十三峠→竜田→信貴山→王寺→當麻→竜田→郡山→奈良→櫟本→天理→桜井→多武峰→飛鳥→芋峠→吉野→芦原→壷坂→八木→桜井→初瀬→三本松→名張

資料として、伊能図に基づいて作られた明治19年輯製の地図のコピーもあった。
奈良県は無く、大和は大阪府に含まれている。
八木や高田より今井が大きく表示されている。

講座予定
奈良大学 http://www.nara-u.ac.jp/ トピックス
新年度の奈良文化論ラインナップより抜粋引用

4月14日スタート、毎週土曜日(4月28日、5月5日のぞく)午後1時~2時半まで、全12回予定です。

1.4月14日「伊能忠敬による大和路測量と地図」・土平博 文学部准教授(本学地理学科)
2.4月21日「芭蕉と奈良」・永井一彰 文学部教授(本学国文学科)
 ※4月28日は学校法人奈良大学創立記念日のため休み
 ※5月5日は祝日のため休み
3.5月12日「十世紀の東大寺と別当光智」・丸山幸彦 文学部教授(本学史学科)
4.5月19日「奇偉荘厳 -藤原道長が訪ねた山田寺」・寺崎保広 文学部教授(本学史学科)
5.5月26日「菅原道真と奈良」・滝川幸司 文学部准教授(本学国文学科)
6.6月2日「フェノロサと奈良美術」・三宅久雄 文学部教授(本学文化財学科)
7.6月9日「奈良を旅した明治初年の大蔵省高官 -得能良介と正倉院宝物」・東野治之 文学部教授(本学文化財学科)
8.6月16日「フェノロサと社会学」・小笠原真 氏(学外・愛知学院大学教授)
9.6月23日「本居宣長の大和探訪と国学の旅」・安田真紀子 氏(本学非常勤講師)
10.6月30日「本居宣長、旅と志」・上野誠 文学部教授(本学国文学科)
11.7月7日「会津八一、奈良で歌う」・浅田隆 文学部教授(本学国文学科)
12.7月14日「林浄因と饅頭の旅」・芹澤知広 社会学部准教授(本学現代社会学科)

よくある質問について
※一般の方にも聴講いただけますが、あくまで「学生向けの授業」の公開ということで、ご理解いただきますようお願いいたします。
※予約不要・聴講無料ですので、お気軽にお越しください。
※持ち物指定は特にありませんが、筆記用具が必要な方はご持参ください。上履きは必要ありません。
※空いている席なら、どちらに座っていただいても結構です。
※駐車スペースが限られておりますので、車での来校はご遠慮ください。

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