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2007年7月 4日 (水)

ボダイジュ

5月19日 パリ チュイルニー公園オランジュリー美術館の前
Rimg0186w800

シナノキ科特有のへら形の苞をつけた花序です。
チュイルニー公園のこのあたり一帯に等間隔で植えられていました。

公園の端から端まで整然と
Rimg0198w800ボダイジュの花
Rimg0195w800花序拡大
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このボダイジュが、シューベルトの♪泉に沿いて茂る菩提樹♪と歌われるリンデンバウム Lindenbaum(セイヨウシナノキ Tilia europaea)だろうか。
植物図鑑で調べてみると、セイヨウシナノキは、ナツボダイジュ Tilia platyphyllos とフユボダイジュ Tilia cordata の雑種とある。
ナツボダイジュ、フユボダイジュ、と言っても、花の咲くのはどちらも春から夏にかけて。図鑑の写真で見ても、違いがよく判らない。

アヌシー湖の畔の公園にもボダイジュがあった。
ここの公園の樹木には名札が付いている。
名札によると、Tilia platyphyllos scop。
写真不鮮明だし花が咲いていないので、パリのボダイジュと同じか否か判定できない。

アヌシー湖畔のボダイジュ
Rimg0672w800幹の名札
Rimg0670w800まだ蕾でした
Rimg0671w800

なお、
日本のシナノキは、Tilia japonica。
釈迦が木の下で瞑想したという木は、クワ科のインドボダイジュ Ficus religiosa。
日本の寺院にインドボダイジュの代わりとして植えられているのは、中国原産のシナノキ科のボダイジュ Tilia miqueliana。

参照
クワ科のインドボダイジュ
pict5095w8002006/12/13 雨の西の京

日本の寺社に植えられているシナノキ科のボダイジュ
pict2465v8002006/6/8 菩提樹、沙羅の樹 @飛鳥寺


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コメント

体調をくずししばらく開けていませんでしたので、コメントを書いてくださっているのに気付かずにいました。
夏椿は沙羅双樹の代わりに植えてあったのですね。勘違いしていました。どこかに菩提樹と明記してある木を以前見かけたのですがアレも偽物でしょうかね。
いろいろ知識が増えとても嬉しいです。有難うございました。                       それから「渦紫陽花」これが正式名でしたのですね。私は「おたふく紫陽花」としか知りませんでしたので、正式名がわかりとても嬉しいでした。 
これからも。楽しみに見せていただきます  

投稿: マーガレット | 2007年7月23日 (月) 20:39

わずか数日のパリでしたが、市内の何ヶ所かの公園でボダイジュを見かけました。ヨーロッパでは、公園などによく植えられる木のようです。
ナツツバキは、娑羅双樹の代わりに、寺院に植えられています。
釈迦が木の下で瞑想したという菩提樹や釈迦が涅槃に入ったときに周りに生えていたという娑羅双樹は、いずれもインドの樹木で、日本の風土には合いません。
日本の寺院では、実物を知らずに、中国原産のシナノキ科の樹木をボダイジュとして、また、ナツツバキを娑羅双樹として、植えるようになったとのことです。

投稿: Woody | 2007年7月17日 (火) 18:15

いつも楽しく拝見させていただいてます。菩提樹の樹(花)を見せていただき長年どんな樹だろうと気にかかっていましたがすっきりいたしました。ある説では夏椿の別名が菩提樹と書かれているお寺が奈良にあり、そう言っている方たちもおられましたが、ちょっと疑問に感じていました。以前パリに10日ほどいてあちこち歩き回りましたが、9月後半だったせいか見かけませんでした(花が咲いてなくて気がつかなかったのかも)シューベルトの「冬の旅」の中のリンデンバームはきっとこの花なんでしょうね。これからこの歌を歌うときはこの花を思い出しながら歌いたいと思います。これからも楽しみに拝見させていただきます。有難うございました。

投稿: マーガレット | 2007年7月14日 (土) 22:03

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