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2007年8月13日 (月)

滝坂の道 会津八一

先日、柳生街道を、忍辱山円成寺から近鉄奈良駅まで散策しました。
滝坂の道を下りたところの道端のカキノキに、会津八一の歌が掲げてありました。
近所の愛好者が掲げたのでしょうか、木板に達筆で書かれています。

Rimg1698w800「かきあまた になひてくだる たびびとに 
いくたびあひし たきさかのみち
会津八一」とある


新潟出身で会津八一ファンの同行者が、すぐに誤りに気付きました。
 滝坂の道で歌った2首を混同している。
 すれちがうのは、「旅人」でなく「村人」。

かき の み を になひて くだる むらびと に 
いくたび あひし たきさか の みち
(柿の実を担いて下る村人に幾たび会いし滝坂の道)

まめがき を あまた もとめて ひとつ づつ
くひ もて ゆきし たきさか の みち
(豆柿をあまた求めて一つづつ食ひもて行きし滝坂の道)

会津八一の2首をまとめて紹介?
間違い探しの問題?
いずれにせよ、このままでは、ちょっと、まずいでしょう。

なお、会津八一は、大正11年、滝坂の道を訪れ、上記2首に加え、下記3首を歌っています。

かけ おちて いは の した なる くさむら の 
つち と なりけむ ほとけ かな しも
(欠け落ちて岩の下なる草むらの土となりけむ仏かなしも)

たきさか の きし の こずゑ に きぬ かけて 
きよき かわせ に あそびて ゆかな
(滝坂の岸の梢に衣かけて清き川瀬に遊びて行かな)

ゆふ されば きし の はにふ に よる かに の 
あかき はさみ に あき の かぜ ふく
(夕されば岸の埴生による蟹の赤き鋏に秋の風吹く)

また、地獄谷では次の歌を歌っています。

いはむろ の いし の ほとけ に いりひ さし 
まつ の はやし に めじろ なく なり
(岩室の石の仏に入日さし松の林に目白なくなり)


参考資料
奈良大学奈良文化論 07/07/07 「会津八一、奈良で歌う」講義資料

参照
わがまま SURUME の部屋 http://www.geocities.jp/surume81_1/index.html > 会津八一の歌 http://www.geocities.jp/surume81_1/hitorigoto/81/81top.html


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