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2007年10月13日 (土)

日本最古の瓦の語ること

奈良大学の奈良文化論後期4回目、酒井教授の「日本最古の瓦の語ること」を聴講しました。
前2回は聴講できませんでした。

資料として、飛鳥寺と法隆寺の瓦の写真コピーが配布され、講義前半は、瓦の写生。
文化財学は、出土品を写生しその特徴をつかみ、他の類似出土品との相違点を明らかにしていく。
先ずは対象物を写生すること。
漠然と眺めていると同じように見える瓦が、写生していくと、違いが明らかになっていく。
花びらの数、形状、中央の出っ張りの数(真ん中が雌蕊で、その周りが雄蕊かな)が、資料4枚の瓦、それぞれ異なっていた。
法隆寺若草伽藍の瓦は、雌蕊が中心をずれている。手彫り瓦だそうだ。
飛鳥寺跡からは複数の型から作った瓦が見つかっているので、飛鳥寺の瓦作りには、複数の工人集団が関与していた。
いろいろな場所の出土品を比較していけば、その瓦を作った工人集団の移動が明らかになってくる。
時代により、瓦の模様は異なっている。
飛鳥時代は花びらは単片、奈良時代になると複片(花びらの中に模様が入る)。

瓦の写生の後は、スライドで、研究成果の紹介がいろいろなされたが、教室を出たらすぐに忘れてしまった。

奈良大学のWebで読むと、酒井ゼミはユニークなゼミのようだ。
→奈良大学 > 文化財学科 > 考古学・酒井ゼミ http://www.nara-u.ac.jp/bun/zemi/z_sakai.html


<奈良大学奈良文化論(後期予定)>
奈良大学トピックスより抜粋引用
http://www.nara-u.ac.jp/topics.html#107

10月20日「古代窯業(陶器)生産からみた大和の特色」 植野浩三(本学文学部准教授)
10月27日「宮都の足元 ―古代の造成工事を見る―」 金田明大(奈良文化財研究所)
※11月3日は、大学祭期間中のため、講義はありません
11月10日「大和の条里制を掘る」 寺沢薫(橿原考古学研究所)
11月17日「遺跡はなぜ埋まるのか ―地層の堆積からみた大和の遺跡」 白石太一郎(本学文学部教授)
※11月24日も講義はありません
12月1日「赤膚焼という地球からの贈物」 有本空玄(陶芸家)
12月8日「奈良の自然を乱す県外の土とゴミ:産業廃棄物の投棄問題」 岩崎敬二(本学教養部教授)
12月15日「老農中村直三の農事改良事業」 鎌田道隆(本学文学部教授・学長)
12月22日「奈良の土」 西脇ニ一(本学社会学部教授) 

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