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2007年11月17日 (土)

遺跡はなぜ埋まるのか

奈良大学の公開講座奈良文化論白石太一郎教授「遺跡はなぜ埋まるのか」を聴講しました。

北メソポタミアのテル・ハッスナ遺跡を例に、中近東などでは何層にも重なる遺跡が多く見つかっている。レンガ造りの村落が崩壊し、その上に、後の時代の村落が建設される。レンガの痕跡が層を成して残存する。
日本でも、東京都鈴木遺跡(旧石器時代の遺跡)、京都府平遺跡(縄文~弥生土器の遺跡)などの事例はあるが、何層にも重なる遺跡はあまり多くはない。
日本考古学では、火山灰の役割が大きい。大噴火の時期とその火山灰の分布状況が研究されており、火山灰層の上下で、石器等の年代が推計できる。
2万2千年前の姶良火山の大噴火では、火山灰が本州全域に降り注いだ(AT層)。

奈良盆地では、地層の堆積はあまりない。
数10cmの表土、耕作土、床土のすぐ下に、平城京や藤原京時代の地層が現れる。
建物遺構では、杭の跡の切り合い関係で、建物の新旧が判断できる。
平城京跡では、当時の地割が、道として残っているところもあり、S47年に「平城京の復元保存計画に関する調査研究」で、当時存在していた道をもとに、平城京朱雀大路付近における遺存地割を復元している。

学生に対する小論文テーマ
「古い条里制地割りはなぜ発掘されないのか」

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