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2008年1月12日 (土)

中ツ道から下ツ道を行く

大和路散策の会の1月例会「中ツ道から下ツ道を行く」です。
天理駅に集合、首切り地蔵→中ツ道→南六条杵築神社→下ツ道(二階堂地蔵堂、こも池)を散策しました。
散会後、二階堂駅で皆と別れ、菅田神社、筒井順慶墓に寄り、平端駅から帰りました。

天理駅から西に向かうと、地蔵前交差点の角に首切り地蔵が安置されています。

地蔵前交差点の地蔵祠
Rimg3356w800首切り地蔵
Rimg3355w800
雨のため見えませんでしたが、東方に龍王山があります。
中世、龍王山に十市(といち)氏の城がありました。
永禄11年(1568)、松永弾正に攻められ落城します。
龍王山城落城にまつわる伝説を聴きました。

戦に敗れた十市氏の恨みからか、今にも雨が降りそうな夏の夜、龍王山にむかって「ホイホイ」と叫ぶと、城跡の方から火の玉がジャンジャンとうなりをたてて飛んできて、その人を焼き殺してしまう。
ある武士が、ジャンジャン火退治に出かけ、ジャンジャン火を切り捨てたが、翌朝、そこには首の切られた地蔵が転がっていたとか。

→天理市ホームページ > ジャンジャン火伝説
→ブログ 大和浪漫 > 龍王山の伝説

前栽橋を渡ると、中ツ道(橘街道)です。
飛鳥の橘寺から天香具山の麓をとおり平城京に通ずる古道です。

前栽橋
Rimg3357w800布留川北々流
Rimg3358w800中ツ道
Rimg3359w800

中ツ道の暗渠が元々の布留川北々流だそうです。
布留川には、布留川本流のほかに南流と北流があり、北流には更に北々流があるんですね。

このあたり、縄文時代後期の遺跡(前栽遺跡)があります。
→天理市観光協会HP > 歴史

街道に面し、宝篋印塔があります。
Rimg3361w800宝篋印塔
Rimg3363w800聖徳太子が法隆寺建立に際し、この地より位置を定めたといわれ、当所は占の木と呼ばれています。


中ツ道をしばらく北上し、左折、西に向かいます。
雨は止みそうにありません。
先を急ぎます。

南六条町に杵築神社があります。
祭神は、スサノオノミコトです。

杵築神社
Rimg3364w800左より
神社拝殿、釈迦堂、薬師堂
Rimg3369w800神社本殿 春日造
Rimg3366w800

神社境内に、釈迦堂、薬師堂があり、釈迦如来坐像、薬師如来立像及び薬師千体仏が安置されています。
千体仏は、下のほうがなくなっています。残っているのは700仏だそうです。
明治維新直後の廃仏毀釈でここにあった寺は廃絶し本堂は取り壊されましたが、仏像は散逸を免れたそうです。
(すぐ近くに、光明寺、西福寺があるので、それらの寺とも関連があるのかもしれない)

国道24号を渡り、京奈和自動車道のところで、下ツ道(中街道)に出会います。
下ツ道を南に下ります。
上ノ庄会館で昼食。
昼食後、地元学校の先生から、二階堂の地名の由来や地蔵仏について、さらに、菅田神社の伝承や菅田氏の興亡についてのお話をお聞きし、先生の案内で、二階堂地蔵堂の地蔵仏を拝観しました。
雨は止んでいました。

下ツ道 地蔵堂より北方向
Rimg3382w800同 南方向
Rimg3381w800歌姫街道、山背に連なる古道
平城京時代 朱雀大路に連なる中街道
国中の条里の基線

二階堂地蔵堂
Rimg3372w800説明板
Rimg3371w800堂前 宝篋印塔など
Rimg3380w800

地蔵堂を開け、説明していただきました
Rimg3375w800他にあまり例を見ない
石造の半迦地蔵菩薩像です
Rimg3378w800観音像
Rimg3377w800

橿原市膳夫町に膳夫寺跡があります。聖徳太子妃の膳夫姫が養母の巨勢こせ女の菩提を弔う為に建立した寺だそうです。
その膳夫寺が当地に移転します。
その寺の堂が2階建てのようだったことから、当地は二階堂と呼ばれるようになったそうです。
当地の膳夫寺もなくなってしまい、その跡に建立されたのが、この観音堂ですが、祀られている半迦地蔵菩薩像が有名となり地蔵堂と称されています。

地蔵像拝観の後、下ツ道を更に下り、菅田神社伝承地の菅田北池、通称薦池(こもいけ)を案内していただきました。
昔、美しい女神がこの池から現れ、八条の神楽田のところでしばらく休んで、そこから西の方で鎮座、そこが一夜の間にうっそうとした松林となった。菅田神社である。
筒井に、菅田神社と対になる菅田比売神社があります。
菅田氏は、筒井氏に滅ぼされてしまいますが、かつては筒井氏を凌駕する勢力があったようです。

散策会は、ここで散会となりましたが、二階堂駅で皆と別れ、比売巫女の辿った跡をたどり、菅田神社に行きました。

菅田北池、通称薦池(こもいけ)
Rimg3385w800下ツ道を京奈和道が分断
Rimg3386w800菅田神社鳥居
このあたりで
比売巫女が休憩
Rimg3387w800

鳥居 参道が西へ
Rimg3388w800境内 神社は南向き 
Rimg3397w800本殿 春日造
Rimg3394w800

ななかまど http://www.7kamado.net/ > 神社ふりーく > 菅田神社
ななかまど http://www.7kamado.net/ > 大和の伝説 > 一夜松伝説


佐保川を渡り、平端駅方向に向かうと、筒井順慶墓です。

佐保川 三郷橋
Rimg3398w800下流 南西方向
Rimg3399w800正面やや右に
二上山雄岳
雌岳は見えません


筒井順慶墓所 道路から
Rimg3405w800五輪塔覆堂
Rimg3404w800説明板
Rimg3403w800

平端駅はすぐです。

ドアtoドアで、18千歩。

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